こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
先だって行われたグランプリシリーズ2015 スケートカナダ 男子FSの感想です。
パトリック・チャン、圧巻の演技で復帰戦を優勝!
本大会の男子シングルは、地元カナダのパトリック・チャン選手が、圧巻の演技で優勝をはたしました!
SPでは「どうした!?」と言いたくなるようなミスの出たチャン選手でしたが、FSでは、とても完成度の高い演技を見せてくれましたね^ ^
唯一、4回転が3回転になってしまうミスはありましたが、いかにも抜けたような3回転ではなく、綺麗な3回転だったので良かったです!
一方、SPを6位と出遅れた羽生選手は、FSで見事に巻き返し、2位!
村上大介選手は3位で、日本人が2人表彰台という、嬉しい結果になりました♪
以下、滑走順に感想を述べさせていただきます。
※ジャンプは略称にて表記させていただきます。
難易度が高い順に
- A(アクセル)
- Lz(ルッツ)
- F(フリップ)
- Lo(ループ)
- S(サルコウ)
- T(トーループ)
となり、各ジャンプ名の頭につく数字は回転数です。
ジャンプについて、詳しくは下記記事をご参照いただければと思います。
☆♪感動!初めて……初めて、フリップとルッツの区別が出来た!おすすめフィギュア記事のご紹介♪☆ » ペパーミントダイアリー2
※ほぼメモなので、多少の乱文はご容赦下さい。また、多少の率直すぎる感想もご了承願います。
1. イ・ジュンヒョン (韓国) SP 47.19 12位
曲 : 「ロミオとジュリエット」より
冒頭の3A-2Tは、やや着氷詰まり気味の印象もあるが、綺麗に決まる。
2本目のルッツは2Lzに。
3本目の3F-3Tは綺麗に決まる。
ステップシークエンスでは曲調が変わり、盛り上がるが、解説の織田信成さんからは「もう少し体幹を使えるようになるといい」とのコメント。
後半。
3Aは転倒。回転も足りているのか怪しい。
続く3Fも着氷が乱れる。
3Loは転倒。
3Sは良かった。
2Aは着氷が乱れる。3連続のコンビネーションは入らない。
曲のアレンジはセンスがいいと思う。
ジャンプのミスも多かったが、もう少し演じきることが出来ればと感じた。
技術点 51.78 演技構成点 55.08 減点 -2.00
FS 104.86 合計 152.05
FS12位 暫定1位 総合12位
2. ティモシー・ドレンスキー (アメリカ) SP11位 62.46
曲 : ショパンの主題による変奏曲
最初の3A-3Tは、高さ・飛距離ともにいいジャンプ!
次の4Sは3Sに。
続く3Lzは綺麗に決まる。
3Aは高さ・飛距離ともに申し分なし!
3Lz-2T-2Loも成功。
3Lo-2A-Seqも成功。
後半になってもスピードが落ちない。
3Fも成功し、曲が盛り上がる。
最後の2Aも無事成功。
SP同様、最後の高速コンビネーションスピンで盛り上がる!
技術点 83.98 演技構成点 72.62
FS 156.60 合計219.06 ※FS、合計ともPB更新!
FS6位 暫定1位 総合7位
3. キーガン・メッシング (カナダ) SP10位 67.13
曲 : ピンク・パンサーのテーマ
作曲 : ヘンリー・マンシーニ
冒頭の4T-3Tは単独の4Tで転倒。
続く3Aは堪えるような着氷。
次の3Lzは成功。
続く4Tは着氷後に尻もち。
3Loも成功。
3Aからのコンビネーションは着氷が乱れ、単独に。
続くジャンプはパンクして2S。
最後は3連続の予定だったが、単独の2F。
ジャンプのミスは多かったが、シットスピンのポジションはとても綺麗!
織田信成さん「彼はパワフルなジャンパーだが、コントロールが出来るようになることが課題」とのコメント。パワーがありすぎて、回りすぎてしまうのが、良くないらしい。。。
ジャンプは転倒やパンクのミスに加え、繰り返しのルールにも引っかかり、技術点が伸びない。
技術点 52.54 演技構成点 64.58 減点 -2.00
FS 115.12 合計 182.25
FS11位 暫定2位 総合11位
4. 川原星 (日本) SP9位 67.36
曲 : ピアノ協奏曲「宿命」
冒頭のコンビネーションは単独の3Aに。着氷も乱れる。
続くジャンプは、3Aの予定が2A。
次の3-3は3Lz-2Tに。
後半の3Lz-3Tは流れがあり、綺麗に決まる。
続く3Fも綺麗なジャンプ。
次の3Loも綺麗。
3連続は3Lo-1Lo-1S。やや疲れが見える。
最後の3Sは無事成功。
技術点 65.43 演技構成点 62.42
FS 127.85 合計195.21 ※FS、合計ともPBを更新!
暫定2位 FS9位 総合10位
5. キム・ジンソ (韓国) SP8位 62.46
曲 : 雨に唄えば
冒頭の4Tは2Tに。
3Aからのコンビネーションは転倒して単独の3Aになる。
次の3Lz-3Tは綺麗に決まる。
3Loもバッチリ決まった。
次のアクセルはシングルに。
続くルッツもシングル。
3S-2T-2Loの3連続は無事成功。
最後のジャンプは3Aを跳んだ!
ジャンプが抜けるミスが多いのはもったいない。
でも、表現力はある選手だと思う。
最後、3Aに挑んで成功させたところには、底力を感じた。
技術点 57.84 演技構成点 70.36 減点 -1.00
FS 127.20 合計 195.84
暫定2位 FS10位 総合9位
6. アレクサンドル・ペトロフ (ロシア) SP7位 71.44
曲 : Oblivion
作曲 : アストル・ピアソラ
冒頭の3Aはやや堪える着氷だったが綺麗に決まる。
続く3A-2Tも成功。
次の3Lz-2Tは第二ジャンプで両手を上げて決める。
ステップシークエンスでは曲が盛り上がり、情熱的に表現。
後半。
3F-1Lo-3Sをバッチリ決める!
続く3Lzも流れがあり綺麗。
次の3Tも綺麗。
続く3Loも綺麗に成功。
最後の2Aも流れがあり綺麗。
フィニッシュはやや曲より遅れる。
技術点 77.80 演技構成点 72.78 減点 -1.00
FS 149.58 合計 221.02
暫定1位 FS7位 総合6位
7. 羽生結弦 (日本) SP6位 73.25
曲 : 映画「陰陽師」より「SEIMEI」
冒頭の4Sは綺麗に決まる!
続く4Tも綺麗に成功。
ターンからの3Fもバッチリ!
後半。
4T-2Tは4Tで手をついたが無事に繋げた。
続く3Aからのコンビネーションは3A-1Tに。
3A-1Lo-3Sは綺麗にバッチリ決まる!
続く3Loも問題なく成功。
最後の3Lzは転倒。
多少のミスはあったが、SPの出来を思えばよく立て直した!
技術点 98.35 演技構成点 88.94 減点 -1.00
FS 186.29 合計 259.54
暫定1位 FS2位 総合2位
8. ミハル・ブレジナ (チェコ) SP5位 75.46
曲 : 海賊
作曲 : アドルフ・アダン
赤い貴族風の衣装が似合っていて素敵!
冒頭の3Aは高さがあり綺麗!
続く4Tは綺麗な3Tに。
次の4Sは転倒。
後半。
4Sからのコンビネーションは単独で転倒。
3Aも転倒。
3Lzは綺麗に決まる。
3Loも無事成功。
最後の3F-2Tは着氷後、ターンが入ってしまう。
後半で疲れが見えたが、プログラムの雰囲気はブレジナ選手によく合っていると思う。
4Sの単独を繰り返したり、コンビネーションが1回しか入らなかったため、点数は伸びない。。。
技術点 69.06 演技構成点 77.06 減点 -3.00
FS 143.12 合計 218.58
暫定4位 FS8位 総合8位
9. ナム・グエン (カナダ) SP4位 76.10
曲 : パッサカリアとフーガ ハ短調
作曲 : バッハ
冒頭の4T-3Tは綺麗に決まる。
続く4Tも成功。
次の3Aは流れがあり綺麗!
後半。
3A-2Tは間にターンが入るも何とか成功。
3Lzは綺麗に決まる。
カウンターからの3F-2T-2Loは最後に片手を上げて綺麗に成功!
3Loも成功。
最後の3Sも鮮やかに成功!
技術点 86.86 演技構成点 75.86
FS 162.72 合計 238.82
暫定2位 FS4位 総合5位
10. アダム・リッポン (アメリカ) SP3位 80.36
曲 : ビートルズメドレー
冒頭の4Lzはダウングレードでの転倒。
3A-2Tは綺麗に成功!
両手を上げての3Lzも綺麗に成功。次の動きへの移行もスムーズ。
後半最初の3Aは転倒。
次の3Lz-3Tは綺麗に決まる!
3Loも成功。
3F-2T-2Loも綺麗に決まる。
最後の3Sもとても綺麗!
プログラムもとてもいい。
4Lz以外の要素もとても綺麗だった。
技術点 80.47 演技構成点 80.86 減点 -2.00
FS 159.33 合計 239.69
暫定2位 FS5位 総合4位
11. パトリック・チャン (カナダ) SP2位 80.81
曲 : ショパン・メドレー
冒頭の4T-3Tは高さも飛距離もあり、 見応えあり!
続く3Aもいいジャンプ!着氷の音が綺麗!
4Tは綺麗な3Tに。
後半。
3Lz-2Tも流れがあり、綺麗。
3Lz-2T-2Loも綺麗に決まる。
続く3Loもとても綺麗。
3Sも滑らかだった。
最後の3Fもバッチリ決まった!
曲もチャン選手に合っている。
お客さん大喜びでスタンディングオベーション!
技術点 95.17 演技構成点 95.16
FS 190.33 合計 271.14
暫定1位 FS1位 総合1位
12. 村上大介 (日本) SP1位 80.88
曲 : Anniversary
作曲 : Yoshiki
冒頭の4Sは綺麗に決まる!
続く4S-2Tも綺麗。
3A-2Tは、3Aに高さがあった!
後半。
3Aは綺麗に決まる。
3Fも流れがあり綺麗。
3Lz-1Lo-2Sの3連続も綺麗に成功。
3Loも綺麗。
3Sも流れがあり綺麗。サルコウが得意なのが分かる。
プログラムもとても素敵だった。
織田さんが泣いていた(笑)
でも、逆転されたせいか、キス&クライでもその後のインタビューでも、悔しそうだった。。。
技術点 89.37 演技構成点 82.00
FS 171.37 合計 171.37
暫定3位 FS3位 総合3位
まとめ
結果、本大会の順位は、以下のようになりました。
1.パトリック・チャン | (カナダ) | 271.14 |
2.羽生結弦 | (日本) | 259.54 |
3.村上大介 | (日本) | 252.25 |
4.アダム・リッポン | (アメリカ) | 239.62 |
5.ナム・グエン | (カナダ) | 238.82 |
6.アレクサンドル・ペトロフ | (ロシア) | 221.02 |
7.ティモシー・ドレンスキー | (アメリカ) | 219.06 |
8.ミハル・ブレジナ | (チェコ) | 218.58 |
9.キム・ジンソ | (韓国) | 195.84 |
10.川原星 | (日本) | 195.21 |
11.キーガン・メッシング | (カナダ) | 182.25 |
12.イ・ジュンヒョン | (韓国) | 152.05 |
本大会の結果を受けて、グランプリシリーズのポイント順位は下記のようになりました。
1.パトリック・チャン | (カナダ) | 15 |
2.マックス・アーロン | (アメリカ) | 15 |
3.羽生結弦 | (日本) | 13 |
4.宇野昌磨 | (日本) | 13 |
5.村上大介 | (日本) | 11 |
6.ジェイソン・ブラウン | (アメリカ) | 11 |
7.アダム・リッポン | (アメリカ) | 9 |
8.閻涵 | (中国) | 9 |
9.ナム・グエン | (カナダ) | 7 |
10.コンスタンティン・メンショフ | (ロシア) | 7 |
11.アディアン・ピトキーエフ | (ロシア) | 5 |
12.アレクサンドル・ペトロフ | (ロシア) | 5 |
これが今後どう動いていくのか、楽しみですね♪
本大会及びグランプリシリーズポイントの詳細は、下記サイトでもご確認いただけます。
- スケートカナダ2015 男子FS 詳細 | スポーツナビ
- スケートカナダ2015 男子FS 採点表
- 15-16シーズン GPシリーズポイント表 男子シングル | スポーツナビ
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました!
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同大会 その他の種目の感想も、別途語らせていただきました!
よろしければあわせてお付き合いいただけると嬉しいです^ ^
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