こんにちは^ ^
ペパーミントあいです。
全日本フィギュア終了後、思わぬサプライズな展開がありましたね(;゜0゜)

今年も様々なドラマが展開された全日本フィギュア。
何より衝撃だったのは、町田樹選手の引退です。
町田樹選手、突然の引退発表
全日本フィギュア、全試合が終了し、来年3月に行われる世界選手権の代表発表の場で、そのサプライズは起きました!
男子シングルの代表は羽生結弦選手、小塚崇彦選手、町田樹選手の3人が選ばれたのですが、その代表発表の場で、町田選手が突然の引退発表。
世界選手権の代表も辞退し、代わりに無良崇人選手が選ばれました。
結果、このように。
<世界選手権>
2015/3/23~29 中国・上海
男子シングル
羽生結弦(ANA)
小塚崇彦(トヨタ自動車)
無良崇人(HIROTA)
→町田樹選手が最初選ばれたが、全日本選手権で引退をすることを発表し世界選手権出場を辞退。
女子シングル
宮原知子(関西大学中・高スケート部)
本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高校)
村上佳菜子(中京大学)
ペア
木原龍一/高橋成美(木下クラブ)
アイスダンス
キャシー・リード/クリス・リード(木下クラブ)(保留)
→世界選手権出場のためのミニマムスコアをクリアした場合に出場。
(ミニマムスコア:SD(29点以上)、FD(39点以上)(技術点が対象))
2014-2015後半シーズン各大会代表選手一覧 | モノクロ。@スポーツナビ | スポーツナビ+より引用
衝撃的すぎて、しばらく立ち直れなかった
まさかこのタイミングで引退なんて考えてもいなかったので、正直、衝撃を受けすぎてしばらくショックから立ち直れませんでした。
寂しいよぉ(T_T)
まだ選手としては全然出来るのに、世界選手権に出てからでもいいじゃないとも思うのに。。。
もう町田選手の演技を競技会で見ることが出来ないのかと思うと、寂しすぎます>_<
わたし、フィギュアスケートに関しては単に競技そのものが好きなのであって、特にこの選手が好きとかはあまりないのですが、町田選手の引退には思いのほかショックを受けてしまいましたm(_ _)m
でも思えば、グランプリの2戦目かファイナルあたりから、その予兆はありましたね。
いつものような強気の発言が見られなくて、かなりミスをしたのに「精一杯演じたから悔いはない」なんて言われて、らしくないなぁと思っていました。
その時はてっきり、調子が悪くて弱気になっているのかなと思っていたのですが……引退を考えていたと分かれば、納得です。
町田選手のコメント
こちらに、その時の町田選手のコメント全文があります。
「皆さま、このたび私はこの全日本選手権大会をもちまして、現役の選手を引退することを決断しました。近年ではスポーツ選手のセカンドキャリア問題が社会問題になるに至っており、JOC(日本オリンピック委員会)も問題解決に向け、アスリートセカンド(キャリア)サポート事業に取り組んでいるほどです。私も自分自身の選手引退後のキャリアデザインに苦労した1人です。しかしながら周囲の方々のご指導のもと、自分自身でセカンドキャリアへの一歩を踏み出せるよう、競技を続けるかたわらで、文武両道のために準備をしてまいりました。
実は今シーズン序盤、スケートアメリカに出場するためにシカゴへ出発する直前に、私は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程2年制の一般入試を受験いたしました。その合格が発表されたのはスケートアメリカのショートプログラムが行われる日のことで、文字通り万感の思いで演技をいたしました。その後もシーズンを通して、私は文武両道を志し、今シーズンのプログラムである『ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲』と『第九交響曲』の作品としての完成を目指して、周囲の方々の心強いご指導のもと、初志貫徹で精進してまいりました。そして今大会での自分の演技を終えた結果、私は自分の引退を本当に晴れやかな気持ちで本日12月28日の朝、決断することができました。
ご指導いただいている大西勝敬コーチにも本日、その意志をお伝えしたところです。約21年間の競技人生でしたが、何も思い残すことなく、誇りを胸に堂々と競技人生に終止符を打てます。これもひとえに関西大学、国際スケート連盟及び日本スケート連盟、歴代コーチ、歴代振付師の先生方をはじめ、周囲の方々のご支援・ご指導、また家族の支えがあったからであり、さらには多くのファンの皆さまのお心温かい応援があったおかげです。心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
そして2015年4月より、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程2年制に入学後は、博士課程進学を視野に入れ、将来的には研究者を目指し、いち大学院生として精進してまいりたいと強く思っております。フィギュアスケートを、スポーツマネジメントの領域で考察する研究者として、社会から真に必要とされる人材になるべく、真摯に新たな道に歩んでいく所存です。
なお機会を与えていただければのお話ではありますが、今後とも研究活動の一環として、アイスショー等での演技や創作活動を必要最小限の数の舞台において経験させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。皆さまには今後とも静かに見守ってくださいますなら幸いです。重ねて心よりお願い申し上げます。本当にありがとうございました」
正確には、代表発表の時のコメントではなく、その後の記者会見でのコメントになりますが、内容はほぼ同じかと。
引退後はスポーツマネジメントの研究者を目指すとのこと。
オファーがあれば、「研究の一環として」アイスショーへの出演の可能性はあるようですが、、、
本当に学業に専念したい様子だし、当分は、これまでのように頻繁に出演してくれることはなさそうですね。。。
でも、スケート連盟の小林強化部長には、こんな話をしていたそうです。
→Yahoo!ニュース – 小林強化部長、町田の電撃引退に「気持ちよく送りたい」 (スポーツナビ)
「何らかの形でフィギュアスケートをお手伝いしたい」と。
フィギュアスケートから完全に離れてしまうわけではなさそうですね。それを聞いて、少し安心しました。
案外、引退後は評論家的なポジションになって、逆にメディア出演が多くなったりして?(笑)
とはいえ、少なくとも勉強中の2年間は、表舞台で姿を見ることは出来なくなりそうです。。。
寂しいよぉ・・・
盟友達からも
ともに全日本を戦った盟友達からも、こんなコメントがありました。
町田選手の代表辞退により、繰り上がりで出場となった無良選手からは
「町田樹選手は小さい頃からずっと一緒にやってきた仲間ですし、すごく良いライバルだった、自分の中でも存在が大きかった選手がこうやって突然引退ということで、びっくりというか頭の中が真っ白で何をしゃべっていいのか分からない状況なんですけど、せっかくいただいたチャンスなので、このようなふがいない試合をしないように、世界選手権に向けて一段と心を決めて練習をしたいと思っています」
代表発表の場で隣にいた小塚選手からは
「自分のことからしゃべるべきなんでしょうけど、町田選手のことからまず話したいと思います。本当に記者会見のときから代表発表だったり、ずっと『町田語録』で僕たちを楽しませてくれて、なかなか思いつかない発想の転換だったりとかを彼は持っていた。そんな選手だったんじゃないかと思います。僕にはないし、他の選手にもない唯一無二の選手だったなと思います。
何より最後の最後に爆弾を投下して、この競技生活を去っていく。本当に樹らしいなと思います。樹がいないとしても僕たち選手一同、チームジャパンとして責任感を持って戦っていきたいと思います。何より今回、僕自身はフリーは良かったですけど、ショートはまだまだ完璧な演技ができていなかったので、2つそろえられるような練習をして世界選手権に臨みたいと思います」
ともに小塚や無良が代表会見で町田引退に言及「町田選手のことからまず話したい」 – スポーツナビより引用
爆弾www 確かに。
でも、とても絆の強さを感じるコメントに泣きそうになりました>_<
今季の世界選手権は、チームジャパン全員にとって、特に代わりに出場する無良選手にとっては特別なものとなりそうですね。
織田信成さんからも、ツイッターでコメントが届いていました。
樹、現役生活お疲れ様でした。今年はさんまさんの番組で一緒に出演させてもらったりすごく楽しかったよ!同じ関大として、後輩がこんなに素晴らしいスケートを魅せてくれた事、誇りに思います。本当にお疲れ様でした。
— nobunarioda (@nobutaro1001) 2014, 12月 28
一番の思い出がさんまさんの番組、というところに少し笑ってしまいましたが(^_^;)
また織田さんと一緒にさんまさんの番組に出演してくれる機会はあるのでしょうか?
氷上の哲学者 町田樹を語録で回顧
そして、こんな素敵な記事もあったので、あわせてご紹介させていただきます。
→Yahoo!ニュース – “氷上の哲学者”町田樹 語録で回顧 (デイリースポーツ)
もうあの面白い発言も聞けなくなるのかと思うと寂しい>_<
全日本フィギュアは毎年ドラマがあります
全日本フィギュアは、毎年ドラマがありますね。
去年は五輪の代表選考会を兼ねていて、他より頭一つ分は抜きん出ていた羽生選手と町田選手の代表入りはほぼ確定、残る一つの枠に高橋大輔選手が入るのか小塚選手が入るのかで相当関心が集まりましたもんね!
あの時は、小塚選手には申し訳ないけど、高橋選手に五輪に行ってもらいたくて、前の晩から寝れなくなるほどハラハラしました>_<
今年は羽生選手の3連覇、小塚選手の復活、そして町田選手の電撃引退。
こうして振り返っただけでも、羽生選手と互角に戦えるだけの力を持っているのに本当に勿体無いなと思ってしまうのですが……
プロスケーターや指導者の道ではなく、スポーツマネジメントの勉強という他の人の斜め上を行く、町田選手らしい選択。
きっと、フィギュア界にとってもスポーツ界全体にとっても実になることと信じます。
まだ寂しい気持ちの方が強いですが、町田選手が自ら選んだ新しい道でますます活躍してされることを心からお祈りしたいと思います。
21年間の現役生活、本当にお疲れ様でした^ ^